芝刈りを成功させるポイントとは?

 

 

芝刈りといっても、スペースによって刈る道具も異なってくると思います。
拾いスペースを刈る時に、電動や手動の芝刈り機を利用する時のコツを紹介したいと思います。
最初に、コーナー部分や芝刈り機の入りにくい狭い所を、はさみなどで丁寧に整えます。
これは特に最初で無ければならないという分けではなく、最後に刈り残した部分をはさみなどでカットしても大丈夫です。
一般的に、芝は縦横に刈ると良いと言われていますが、好きなように芝刈り機を動かしても綺麗に刈る事が出来ます。
芝をライン状にカットしたり、オリジナルのデザインを残してカットしても面白いと思います。
サッカー場のラインの借り方は、芝の長さを変えてみるとうまく行きます。
一方方向に芝刈りをした後、Uターンして隣の列の芝を刈ると、簡単にストライプ模様ができますが、極端に長さを変えてしまっても変化が出ると思います。
通常は刈る方向を変えているだけです。

芝生は伸ばしすぎると枯れてしまう事がある

 

 

注意したいのが、芝を刈る高さです。
芝草には生長点という、葉をつくり、先の方へ押し出す役目を持つ部分があります。
茎の一番先についている葉のつけ根の辺り、先端から約3分の1の所です。
生長点より下の部分で刈ると、その茎は枯れてしまいます。
これを軸刈りといいます。
軸刈りをすると、その芝生全部が枯れてしまうこともあるので、どんなに芝生が伸びていても、刈る部分を草丈の3分の1より小さくする、つまり草丈の3分の2は残す必要があります。
はさみなどでカットする場合は、あまり短くすると枯れると覚えておくと良いでしょう。
また、芝刈りをしないと、生長点は上に上がってしまいます。
一度生長点が上がると、専門家でも元に戻すのは大変です。
刈るタイミングを逃して伸びすぎてしまった場合は、一度に刈らず、数回かけて徐々に低くしていきます。
芝刈りはこまめに刈るのがポイントとなるのです。
芝生が弱っていないにも関わらず枯れてしまった場合には、間違った借り方をしてしまった可能性もあると思います。
伸びた芝生が好きな場合は、長点が伸びてしまうので気をつけるようにしましょう。
芝刈り作業の後に忘れてはならないのが、芝生を刈った後のサッチ除去です。
サッチとは、枯れ葉や刈込後の芝カスのことです。
沢山のサッチを芝生の中に残していると、サッチが腐敗し細菌が繁殖して病気のもとになります。

芝生の上で少し乾かしてから熊手やほうきで掃いて取り除きます。
芝刈りを行うと自動でサッチが回収できるタイプを選ぶと便利です。
芝生の中にサッチが溜まってきた場合には、定期的に取り除いてやりましょう。