ハーブ用土の基本

 

鉢植えでハーブを育てる時には、できればハーブ用の土の環境を作ってください。
黒土や手軽な培養土でも問題ないのですが、ハーブ用の土の配合分量を覚えておけば、簡単に作れます。
また、ハーブ用の土を利用すれば、たくさんの土を買わなくても済むので、手軽となります。
小さな植木鉢で管理する場合は、ハーブ用の土を購入した方が金額的にも分量的にも良いと思います。

 

では、ハーブ用の土の配合分量を紹介します。
ベースは黒土で構いません。
ホームセンターで10sの米袋程度の大きさが200円程度でも売られていますし、小さな袋のタイプでも同じくらいの金額で売られています。
大量にハーブ用土を作るなら、大き目の黒土を購入した方がお安いです。
黒土を3に対し、腐葉土を1、鹿沼土や川砂を1の割合で入れます。
植木鉢の底には、大き目の石をいれ、排水性の良い環境を作ります。
庭の土などを再利用する場合では、土のペーハーをはかり、酸性土壌の場合は苦土石灰を混ぜます。
ハーブは元々痩せた土地にある植物ですから、肥料は多くは必要ありません。
まったく肥料をあげなくても元気に育ってくれるハーブも幾つかあります。

 

日本での土地では、ハーブを育てる事ができます。
しかし、梅雨の時期などでは水分が過剰になってしまう事もあるので、ハーブの原産国の環境に近づけて下さい。
しかし、ハーブは強靭な性質を持つので、庭に植えっぱなしでも特に育つ事が多くなっています。
その地域で売られているハーブであれば、だいたいは放っておいても元気に育ちます。
土を再利用したり、庭の土などを利用する際には、水はけを良くする為に団粒構造の土にしてください。
腐葉土を混ぜ込み、酸性の土には消石灰を混ぜます。

 

植木鉢で一度利用した土でも再利用して使うことができます。
鉢の中にあるゴミなどを取り除き、黒のビニール袋に入れ、太陽に当てて殺菌します。
また、土をビニール袋などに広げ、太陽に直接当てて殺菌しても良いです。
古い土には病気がある可能性があるので、殺菌する事で健康な植物を育てる基礎が出来上がります。