ハーブをタネから育てる時には、直接土にまいて良いもの、ポリポットなどで別に苗を育てた方が良いものがあります。
基本的に春と秋がタネのまきどきになります。
室内でタネをまく場合は、室温が20℃以上あれば発芽させる事ができます。
春になって気温が20℃以上になったら、タネを植える時期になります。
秋にタネをまくと翌年に丈夫な苗が育ちやすいので、秋にタネをまくのもオススメです。
本州では10月頃までタネをまくことができますが、北海道などの寒冷地では9月頃までにまくようにします。
秋にまいても、越冬できない種類のハーブでは、冬に枯れてしまいます。
タネのパッケージをよく読み、まきどきの時期を良く調べてください。
越冬できないハーブでは、植木鉢にタネをまき、冬になる前に室内に取り込むようにします。
地中海原産のハーブではだいたい越冬できるものが多いのですが、温かい地方のハーブでは越冬できないので注意が必要です。
ハーブの茎が木質化して硬くなっているものでは、だいたい越冬できる事が多いです。

 

ハーブの種は信頼できるお店で購入するようにします。
古い種では発芽率が下がるので、タネが売れる回転が良いお店の方が良いでしょう。
人の良く出入りのあるお店が良いのです。
特に大型店でなくても、タネや苗などを購入する人でにぎわっているお店なら大丈夫です。
最近ではハーブの種をインターネットで売るお店も出てきています。
また、個人で収穫したタネをネットなどで売っているケースもあります。
私もオークションでハーブの種を購入した事がありますが、金額がとても安く、送料も80円などで済みますから、近くのお店で買うより便利だと思います。

 

ハーブの種をまく時には、種まきようの土を利用してください。
細菌が繁殖していない、新しい土を利用したり、太陽で殺菌したものを利用してください。
バーミキュライト・ピートモス・種まき用の土などがオススメです。
また、ティッシュに水を含ませ、タネをまいても発芽させる事ができます。
土に移植する際には、根を傷つけないように気をつけてください。
ハーブの種類によっては、直まき出来るタイプ、苗を作ってから植えるタイプがあります。
ラベンダーなどのハーブは発芽しにくいので、一度冷蔵庫で冷やして、冬の環境を疑似体験させると発芽率が良くなります。
また、ハーブの苗を地植えしておいても、こぼれ種で増える事もあります。

 

ハーブは20℃以上の温度、そして水があればうまく発芽させる事ができます。
土に直接まいてはいけないのは、種が小さいタイプのハーブです。
ポリポットなどで発芽させてから植えかえします。
私が良くやる方法では、ガラスの容器にティッシュを敷き、水を含ませて種を入れておきます。
数日程で種が発芽する様子が見られます。
この時に温度を一定に保ち、水分も蒸発しにくくするために、ラップをかけておきましょう。
小さい種の場合では、土にまくと水で流れやすいので注意します。
発芽して本葉が2〜3枚位になったら、間引きをして、1本か2本くらいで大きく育てましょう。