ラベンダーの剪定の仕方

ラベンダーの剪定は秋になったら行います。
あまり早い段階から剪定を行ってしまうと、枝分かれした新しい目がまた出てきてしまいます。
成長が止まってくる秋〜冬にかけて行うのが良いのです。
ラベンダーは北海道の気候が適していると言われていますが、北海道は雪が降るので雪の重みから守る意味もあります。
株全体を雪の重みから守り、つぶれないようにするのですね。
また、剪定する事で株が枝分かれして、株が大きくなってこんもりとした花を咲かせるようになります。
ラベンダーの剪定は一般的に秋に行いますが、本州など湿度の高い地域では、夏でも剪定が必要になる事があります。
株が弱ってきたと感じたら、湿度と蒸れによる株の痛みだと思ってください。
鉢などで育てている時には、剪定を行って雨の当たらない場所においておけば回復します。
特に梅雨のある地域では、梅雨に入る前に剪定を行って、風通しを良くしてあげることが必要です。
ラベンダーは乾燥に強く土地が痩せていても育ちますが、湿度だけには弱いのです。

ラベンダーを剪定しなかったらどうなる?

ラベンダーを剪定するには、木質化している部分を目安にして下さい。
したから10〜20センチ位までが木質化しています。
その上の柔らかいあたりをはさみでカットしましょう。
カットした後のラベンダーはまあるい感じです。
葉の色もシルバーで綺麗なので、そのままの状態でも十分楽しめると思います。
ちょっと株がまだ寂しい場合は、ガーデンスティックやガーデン小物などでアレンジしてくださいね。
よく剪定していないラベンダーを見かけることがありますが、翌年から株の形が崩れてきます。
花の形が崩れて綺麗なラベンダーが咲きませんから、雪が降る前に剪定してしまいましょう。
近くの学校では剪定していないようですが、木質化した部分が伸びてきてだらしないラベンダーになってしまっています。